ホームページの管理とは
ホームページの管理は、公開したホームページを、安全に閲覧できる状態に保つ仕事です。作って公開すれば終わりではなく、公開しているあいだは管理を続ける必要があります。
やることは、大きく4つに分けられます。
- 契約を切らさない(ドメイン・サーバー・SSLの証明書)
- 仕組みを新しくしておく(CMSやプラグイン)
- 控えを取っておく(バックアップ)
- 不具合のときに動く
「保守」という言葉も、近い意味で使われます。4つのうち、契約を除いた3つの作業をまとめて「保守」と呼ぶことが多く、契約の手続きまで含めて「管理」や「保守」と呼ぶ会社もあります。呼び名は会社によって違うので、どの作業が含まれているかを確かめます。
似た言葉に「更新」があります。営業時間や料金を直す、お知らせを足すといった、ページの中身を直す仕事です。管理は、中身を何も直さない月にも続くので、この記事ではページの更新と分けて扱います。自分で更新できる範囲の見分け方と、直したあとに確かめることは、ホームページの更新の記事で解説しています。
関連記事ホームページの更新方法は?自分で直せる範囲と、直したあとに確かめること
管理費を払っていないホームページでも、この4つの仕事がなくなるわけではありません。誰かがやっているか、誰もやっていないかのどちらかです。まずは、4つの仕事の内容を順に見ていきます。
切らさない:ドメイン・サーバー・SSLの証明書
ホームページを公開し続けるうえで、期限を確認しておきたいものが3つあります。ドメイン、サーバー、SSLの証明書です。
ドメインは、「〇〇.co.jp」のように、サイトのアドレスに使われる名前です。サーバーは、サイトのデータを置いておく場所で、借りて使うのが一般的です。SSLは、サイトとの通信を暗号化する設定で、設定されているサイトはアドレスが「https」で始まります。この設定に使うのがSSLの証明書で、有効期間が決まっています。
ドメインとサーバーは、それぞれ会社と契約して使います。SSLの証明書は、サーバーの契約に含まれていて、別に契約していないこともあります。その場合も、証明書そのものには期限があります。
いずれも、期限が切れる前に更新する必要があります。この「更新」は、第1章で説明した、ページの中身を直す更新とは別のものです。この記事では「契約の更新」と書きます。
| 契約 | 中身 | 期限を過ぎたままにすると |
|---|---|---|
| ドメイン | サイトのアドレスに入る名前 | ホームページも、そのドメインのメールも使えなくなる |
| サーバー | サイトのデータを置いておく場所 | ページが開けなくなる |
| SSLの証明書 | 通信を暗号化する設定に使う、期限つきの証明 | ブラウザに、安全ではないという警告が出る |
3つのうち、期限を過ぎたときに取り返しがつきにくいのがドメインです。日本のドメイン(「.jp」で終わるもの)を管理しているJPRS(日本レジストリサービス)は、「ドメイン名の廃止に関する注意」という資料で、次のように書いています。
ドメイン名を廃止した場合、一定期間経過した後に、第三者がそのドメイン名を登録できるようになります
同じ資料は、ホームページのアドレスとして使っていたドメインについて、〈関係のない第三者に登録され悪用される可能性があります〉としています。メールアドレスに使っていた場合についても、〈同じメールアドレスを作って、素性を偽ったメールとして悪用される可能性があります〉と書いています。
廃止は、使うのをやめる手続きをしたときだけの話ではありません。契約の更新の期限を過ぎて、意図せず廃止になることもあります。同じ資料によると、「.jp」のドメインは、期限を過ぎても、すぐに他人のものになるわけではありません。ただし、元に戻す手続き(登録回復)には、申請できる期間と手数料があります。「.com」などほかのドメインでは、期間や手続きが違います。
期限切れを防ぐために、まず確かめたいのは、次の期限と、契約の更新を担当する人です。3つそれぞれについて、自社が手続きするのか、頼んでいる会社が手続きするのかを確かめます。担当が分からないままだと、契約の更新が行われないおそれがあります。
契約先や期限をいま言えなくても、かまいません。調べ方は、第4章と第5章で説明します。
新しくしておく・控えを取っておく・不具合のときに動く
残りの3つは、契約ではなく作業です。
1つ目は、仕組みを新しくしておくことです。CMSは、サイトの文章や写真を更新するための仕組みです。専門の知識がなくても、管理画面から文章や写真を差し替えられます。WordPressがよく知られています。CMSには、機能を追加するための部品であるプラグインを入れて使うことがあります。CMS本体にもプラグインにも、新しい版が出ます。新しい版に入れ替えることは、アップデートやバージョンアップと呼ばれます。
入れ替えが要るのは、脆弱性が見つかることがあるからです。脆弱性は、攻撃に使われるおそれのある、ソフトウェアの弱点のことです。IPA(情報処理推進機構)は、「安全なウェブサイトの運用管理に向けての20ヶ条 〜セキュリティ対策のチェックポイント〜」という資料で、CMSなどのソフトウェアに脆弱性が見つかった場合は〈適宜バージョンアップ等の対策が必要です〉としています。古い版のまま使い続けると、見つかった弱点が残ったままになります。
資料は続けて、次のように書いています。
そのため、自組織のウェブサイトがどのようなソフトウェアで作られているか把握して脆弱性対策をとる必要があります。
対策をとるには、まず、自社のホームページが何で作られているか、つまり使っているCMSやプラグインの名前を知っておく必要があります。名前が分からなければ、新しい版が出ているかどうかも確かめられません。CMSを動かすためにサーバーに入っているPHPのようなソフトウェアも、CMSやプラグインとは別に新しくする必要があります。2026年10月のPHPの脆弱性で何をすればいいかは、PHPの脆弱性の記事で解説しています。
2つ目は、控えを取っておくことです。ホームページのデータや設定を、元に戻すときに備えて保存しておくことを、バックアップと呼びます。操作を誤ってデータを消したとき、新しい版に入れ替えて表示が崩れたとき、身に覚えのない内容に書き換えられたときに、元に戻すために使います。ホームページの更新の記事では、直す前に文章や写真を控えておく方法を紹介しています。ここで扱うのは、それとは別の、ホームページ全体を元に戻すためのバックアップです。
3つ目は、不具合のときに動くことです。ページが開けない、表示が崩れている、身に覚えのない内容に書き換えられている、といったときに、原因を調べて元に戻します。
| 仕事 | やらないと | きっかけ |
|---|---|---|
| 仕組みを新しくしておく | 見つかった弱点が残ったままになる | CMSやプラグインの新しい版が出たとき(アップデート) |
| 控えを取っておく | データが消えたとき、表示が崩れたときに、元に戻せない | 決めた間隔で。中身を大きく直す前にも |
| 不具合のときに動く | 対応が遅れ、開けない時間が延びる | 起きたとき。連絡先と動く人は、先に決めておく |
作業の頻度は、ホームページの仕組みや、中身を直す頻度によって変わるので、一律には決められません。決めておきたいのは、それぞれの作業を、いつ、誰がやるかです。新しい版に入れ替えたあとは、ページを開いて、表示が崩れていないかを確かめます。
ホームページ作成サービス(用意されたひな形を選んで、自分でホームページを作れるサービス)で作った場合は、仕組みを新しくする作業を、サービスの側が受け持っていることがあります。どこまでがサービスの範囲かの確かめ方は、第6章で説明します。
なお、文章や写真を入力するCMSと、見に来た人に見せるページを分けて、公開しているホームページの側ではCMSやプラグインを動かさない、ヘッドレスCMSと呼ばれる作り方もあります。その作り方にすると、攻撃の入口になりうる場所がどう減るか、CMSの管理画面に入るためのIDとパスワードや、問い合わせフォームから届いた内容の置き場など、何を守る仕事が残るかは、ヘッドレスCMSの記事で解説しています。
関連記事ヘッドレスCMSとは?セキュリティの面で変わることと、自社に向くかの見分け方【テンプレート付き】
最初にやるのは、いまの状態を1枚にまとめること
4つの仕事を、自分でやるか頼むかに分ける前に、やっておくことがあります。いまの契約内容を、自社で把握しておくことです。契約先が分からないままでは、問い合わせ先も分かりません。
確かめる項目を、次の2つの表に整理しました。2つの表を、1枚の紙か、1つのファイルにまとめます。この記事では、これを「1枚」と呼びます。
1つ目は、期限のある契約です。
| 契約 | 契約先 | 名義 | 次の期限 |
|---|---|---|---|
| ドメイン | |||
| サーバー | |||
| SSLの証明書 |
SSLの証明書は、サーバーの契約に含まれていることがあります。その場合は、契約先の欄にサーバーの会社を書きます。
2つ目は、管理画面に入るための情報を誰が持っているかです。入るために要るのは、管理画面のアドレス、ID、パスワードです。表には、IDやパスワードそのものではなく、誰が持っているかを書きます。
| 画面 | 持っている人 | 見ている人 |
|---|---|---|
| ドメインの管理画面 | ||
| サーバーの管理画面 | ||
| CMSの管理画面 | ||
| メールの管理画面(ドメインのメールを使っている場合) |
※2つの表の項目は、筆者が整理したもの。
「見ている人」の欄には、ふだんその画面を開いて確かめている人を書きます。期限や不具合の知らせは、管理画面か、契約のときに登録したメールアドレスに届くのが一般的です。見ている人がいなければ、知らせが来ても誰も気づきません。誰もいなければ、空欄のままにします。
まずは、手元の書類で分かる欄から埋めていきます。
- 請求書、契約書、納品のときに受け取った書類を見て、契約先と期限を書く
- 外から見て分かるものを確かめて書く(次の章で説明します)
- 残った空欄を、頼んでいる会社か、前の担当者に聞く
表を埋めるときは、記憶だけに頼らず、書類や管理画面で確かめた情報を書きます。ホームページを作ったあとに、契約先やプランが変わっていることがあるからです。CMSやプラグインの名前が分からなければ、それも聞く項目に加えます。
書けなかった欄が、そのまま、頼んでいる会社に聞くことの一覧になります。入るための情報を持っているのが頼んでいる会社だけなら、自社でも持てるかを聞きます。担当者が替わったときや、頼む会社を替えるときに、入れなくなるのを防ぐためです。
頼んでいる会社がなく、前の担当者にも連絡がつかないときは、聞く相手がいません。その場合も、手順の1と2で埋まる欄があります。請求書や、口座・カードの明細に、ドメインやサーバーの会社の名前が残っていることがあります。「.jp」で終わるドメインなら、登録情報を、次の章の方法で確かめられます。契約先が分かったら、その会社の窓口に連絡し、自社の契約を確認したうえで、管理画面に再び入れるようにする方法を問い合わせます。
名義の欄に、自社ではなく、作った会社の名前が入ることもあります。それだけで問題が起きるわけではありませんが、頼む会社を替えるときには、ドメインを移せるかどうかに関わります。ドメインの名義が相手のままだと何が起きるかは、会社のホームページの作り方の記事で解説しています。
関連記事会社のホームページの作り方は?3つの方法と、選ぶ前に確かめること
外から自分で確かめられるもの
表の欄のうち、誰にも聞かなくても埋められるものがあります。SSLの証明書の期限と、「.jp」で終わるドメインの登録情報です。どちらも公開されている情報で、誰でも見られます。ただし、ドメインの種類によって、確かめられる項目は違います。
1つ目は、SSLの証明書の期限です。自社のホームページをパソコンのブラウザで開き、アドレスバーの左端にあるアイコンを押します。接続についての表示が出るので、そこから証明書を開くと、有効期間の始まりと終わりの日付が書いてあります。終わりの日付を、表の「次の期限」に書きます。表示の言葉は、ブラウザによって違います。
2つ目は、ドメインの登録情報です。JPRSは、登録されているドメインの情報を検索できる「JPRS WHOIS」というページを公開しています。「検索タイプ」を「ドメイン名情報」にしたまま、「検索キーワード」の欄に自社のドメインを入れ、「検索」を押します。入れるのは「〇〇.jp」や「〇〇.co.jp」の部分だけで、「https://」や「www.」は付けません。
このブログのドメイン「arrowsdc.jp」を、2026年10月2日に検索しました。出てきた項目には〈登録者名〉〈登録年月日〉〈有効期限〉があり、登録年月日は2026年7月1日、有効期限は2027年7月31日でした。〈登録者名〉が表の「名義」に、〈有効期限〉が「次の期限」に当たります。
「〇〇.co.jp」のドメインでは、出てくる項目が違います。同じ日に「.co.jp」のドメインを1つ検索したところ、〈登録者名〉の代わりに〈組織名〉があり、〈有効期限〉という項目はありませんでした。日付は、〈状態〉の欄にかっこ書きで出ていました。この日付が何の日付なのかは、検索の結果には書かれていません。「.co.jp」のドメインの期限は、ドメインを契約している会社に確かめて書きます。
同じ日に、このブログの証明書も確かめました。有効期間は2026年8月30日から11月28日までの約3か月で、発行元はLet’s Encryptでした。ドメインとは期限が違うので、証明書の期限も別に書いておきます。期間が短い証明書は、サーバーの側で自動で入れ替わる設定になっていることがあります。自社の場合がどうかは、サーバーの管理画面を見ている人か、頼んでいる会社に確かめます。
検索して出てきた名義が自社の名前でないときは、名義がどうなっているかを、頼んでいる会社か、前の担当者に聞きます。「.com」など「.jp」以外のドメインは、このページでは調べられないので、同じように聞いて表を埋めます。
1つ目で確かめたSSLの証明書の期限が切れていなくても、「http」で始まるアドレスを開いた人を「https」の同じページへ移す設定が、全部のページに入っているとは限りません。ブラウザで自分で確かめられることと、この設定のようにブラウザでは確かめにくく、頼んでいる会社に確かめてもらうことは、SSL化の記事で解説しています。
関連記事SSL化とは?自分のサイトがSSL化できているかの確かめ方と、切り替えたあとに確かめること
自分でやるか頼むかは、仕事ごとに分ける
契約や管理画面の情報を1枚にまとめたら、4つの仕事をどこが受け持っているかを確かめます。自分でやるか頼むかは、仕事ごとに考えると判断しやすくなります。仕事によって、受け持っている会社や人が違うことがあるからです。
IPAの同じ資料は、サーバーなどのサービスを使ってサイトを運営している場合について、次のように書いています。
クラウドなどのサービスを利用する場合は、サービス事業者側の作業範囲とセキュリティ対策を把握した上で、不足する対策は自組織で対応することを検討してください。
セキュリティ対策についての文ですが、管理の仕事を分けるときにも、同じ順番で考えられます。サービスの会社がどこまでやっているかを先に知り、足りない分を自社で受け持つか、頼むかを決める、という順番です。
受け持つ先は、3つあります。サーバーの会社や作成サービス、管理を頼んでいる会社、そして自社です。たとえばサーバーを借りている場合、サーバーの機械と、それを動かすための基本のソフトは、サーバーの会社が受け持つのが一般的です。ここでいう基本のソフトに、CMSやプラグインは入りません。サーバーに入れたCMSやプラグインを新しくする作業まで受け持つかは、サービスによって違います。
4つの仕事について、それぞれ、サーバーの会社や作成サービス、管理を頼んでいる会社、自社のうち、どこが受け持っているかを確かめます。整理すると、どこも受け持っていない仕事が見つかることがあります。
受け持つ先の確かめ方は、相手によって違います。
サーバーの会社や作成サービスが受け持っている範囲は、1枚に書いた契約先のサービスのヘルプや、契約しているプランの説明で確かめます。「バックアップ」「アップデート」といった項目を探し、見つからなければサポートの窓口に問い合わせます。
管理を頼んでいる会社には、月額料金に含まれている仕事を聞きます。「4つの仕事」はこの記事の分け方なので、聞くときは次のように、相手に通じる言葉に直します。
- ドメイン・サーバー・SSLの証明書の、契約の更新の手続きは含まれているか
- CMSやプラグインのアップデートは含まれているか。何をきっかけにやっているか
- バックアップは誰が取っているか
- 不具合のとき、月額料金の中でどこまで動いてもらえるか。連絡先はどこか
- それぞれに、回数や時間の上限はあるか
これらは、1枚に残った空欄について問い合わせるときに、まとめて確かめられます。回答を4つの仕事ごとに整理すると、月額料金に含まれている作業が分かります。含まれていない仕事があれば、追加で頼むか、自社でやるかを決めます。サーバー・ドメイン・保守にかかる費用の目安は、ホームページリニューアル費用の記事にまとめています。
関連記事ホームページリニューアル費用の相場は?見積もりが会社ごとに違う理由と、費用を抑えるための準備
自社で受け持つかどうかの目安は、2つあります。期限と名義を見ておくことは、書類と画面を確かめるだけなので、自社でできます。新しい版への入れ替えは、表示が崩れたときに元へ戻せる人が社内にいるかで決めます。どちらも1回きりではなく続く作業なので、決まった担当者が続けられるかも、あわせて考えます。
バックアップも、まず、いま誰が取っているかを確かめます。誰も取っていなければ、頼むか、自社で取るかを決めます。
担当者が替わるとき、1枚を古くしない
1枚にまとめた情報も、見直さなければ古くなります。契約先やプラン、担当者が変わるたびに、書いてある内容も直す必要があるからです。
古くしないために決めておくことは、3つです。
1つ目は、ふだん見る1枚を1つに決め、置き場所を1か所にすることです。同じ内容のものが2か所にあると、片方だけが直されて、もう片方が古いまま残ります。どちらが正しいかを確かめる手間が、あとで生まれます。
2つ目は、期限の前に1枚を見る日を決めておくことです。3つの期限のうち、いちばん早く来るものの前に開いて、契約の更新を誰が担当するのかを確かめます。
3つ目は、担当者や頼む会社が替わったら、その日のうちに1枚を直すことです。あわせて、管理画面に入るためのIDとパスワードも見直します。辞めた担当者や、前に頼んでいた会社が使っていたものが、そのまま残っていないかを確かめます。自社で管理画面に入れないときは、入れる人に、この確認を頼みます。IPAの同じ資料は、サーバーについて〈アカウントの一覧を見直して、最低限必要なものを除き、削除してください〉と書いています。資料のいうアカウントは、ここでいうIDとパスワードのことです。サーバーに限らず、CMSの管理画面でも、使わなくなったIDが残っていないかを見ておきます。
ARROWSの高セキュリティWebサイト制作
何をしてもらっているのかが分かる管理にしたいときは、ARROWSの高セキュリティWebサイト制作という頼み方があります。管理画面を公開しているホームページから切り離す構成でホームページを作り直し、公開したあとの毎月の保守まで含めて頼めるサービスです。
毎月の保守で行うのは、次の6つです。
- 更新:管理システム本体や追加機能、ファイルの書き出しに使うソフトウェアを更新する(第3章の「仕組みを新しくしておく」に当たる)
- 稼働の見守り:ホームページに正常にアクセスできるかを見る
- 管理画面の入口の見直し:管理画面を使える担当者と、入ってよい場所(接続元)が、いまの体制に合っているかを確かめる
- 鍵の確かめ:ホームページの仕組みどうしをつなぐために使う鍵(表示に使うものと管理に使うもの)の置き場所と期限を確かめ、必要なら差し替える
- フォームの確かめ:問い合わせページに意図しない変更がないか、受け付けの仕組みが動いているかを確かめる
- ご報告:確かめたこと、対応したこと、これから気をつけることを毎月まとめてお送りする
3つ目は、第7章で、担当者が替わったら管理画面に入れる人を見直すとしたことを、この構成の管理画面について毎月続ける形です。4つの仕事のうち、契約の更新・控え・不具合のときの対応がどこまで含まれるかは、第6章の5つの問いで、ARROWSにもそのまま聞いてください。
料金は、制作費が150万円〜(税別)、毎月の保守と報告が月額3万円〜(税別)です。月額には、サーバーなどの外部サービスの利用料も含まれます。配信にVercelを使う場合や、管理画面を使う人が多い場合は、追加の費用をお見積もりします。第1章で管理と分けた、文や写真を直す更新の作業は、別料金(1時間5,000円〜)です。
いまのホームページをこの構成に作り替えられるかは、いまの構成や使っている機能を確かめてから判断します。
まとめ
ホームページの管理には、契約を切らさないこと、仕組みを新しくしておくこと、控えを取っておくこと、不具合のときに動くことの4つの仕事があります。自分でやるか頼むかは、仕事ごとに判断します。
最初の一手は、請求書と契約書を集めて、ドメイン・サーバー・SSLの証明書の契約先・名義・期限を書き出すことです。書けなかった欄を頼んでいる会社に聞けば、いまの契約内容を、自社で把握できます。そのうえで、4つの仕事をどこが受け持っているかを確かめます。どこも受け持っていない仕事があれば、自社でやるか、追加で頼むかを決めます。




